科学界で「最も信憑性が高い」と言われるビッグファイブ性格分析を「20問で簡単」にできます。「性格の傾向」「長所短所」「適職」をこの診断で知って、人間関係やキャリアに役立てましょう。
人間の性格は『5つの因子:開放性、協調性、誠実性、外向性、神経症傾向』の組み合わせで成り立っているとする理論です。
診断で各因子の強弱を計ることで、科学的に正しい性格を知ることができます。現在、数多くの性格分析ツールのベースに採用されています。
ビッグファイブは「特性論」と呼ばれるタイプの性格分析理論です。
性格分析理論は「特性論」と「類型論」の2種類に分類されます。
特性論とはビッグファイブのように測定する指標の数値の高低でその性格を図ろうという理論で、類型論とは血液型のように型で分類する理論です。
特性論は数値の高低で性格を表すため、「少し外向的」「かなり内向的」といった微妙なニュアンスで性格を表現でき、現実の性格を上手く説明することが可能です。
しかし、類型論のように「〇〇タイプ」といった分類がないため、結果の解釈が難しく、診断結果を見た人の納得感は類型論の診断に劣りがちという特徴があります。
一方類型論は分類結果をタイプで明確に提示できるため、診断した人にとって結果が明快で理解が容易というメリットがありますが、微妙な性格の機微を無視して極端な分類をせざるを得ないという特徴があるため、人間の性格を正しく表現できるものではないと指摘する識者もいます。
現在の科学界では性格診断にビッグファイブを採用することが主であり、科学的に検証された性格を知りたいのであればビッグファイブをベースにした診断を行うことが最も有用であると言えるでしょう。
診断結果を解釈する上で、知っておかなければならない注意点があります。
それは、「ビッグファイブの各因子のスコアは、高いから良い、低いから悪いというものではない」ということです。
例えば、外向性が低い人は内向的な性格となりますが、内向的な性格が外向的な性格に劣っているわけではありません。
外向性という指標に対して低い数値が出ると内向的な性格と判定できる、という指標に過ぎないのです。
結果の高低を優劣と捉えるのではなく、違いと捉えることに注意しましょう。